ABOUT STATIC
そこにじっと立っている山のように
静かに動かずにそれでも確実に
いつも見守ってくれる灯台のように
世界中の人が空を見上げた時
指標となる存在になるよう願いを込めて。
人の活動に起因する温暖化、
その結果として現れる異常気象や海洋プラスチックゴミ問題。
そこには、アウトドア用品がもたらす影響も少なからずあり、
我々が遊ぶアウトドアフィールドを守るためには、アウトドア製品を変えなくてはいけない。
より環境負荷の少ない素材へ「置き換え」、地球のための 「選択肢」を提案する――。
このような想いを抱き2020年にスタートしたSTATIC。
最初の2 年は、エコで機能的な生地とはなにかを考え、選択肢を示すことに注力してきました。
3 年目となる2022 年は、そのミッションを継続しながらもさらに先に進みます。
STATIC製品の「裁断ゴミから繊維を再生」「使い終わった後の製品回収と繊維の再生」「再生繊維を使った製品化」という循環型ブランドへの第一歩を示すことができるでしょう。
STATICの3つの理念
1. 環境に良い選択肢を示す
天然繊維、天然由来の化学繊維、リサイクル繊維を使いながら、その生地自体の循環性も重視していきます。また複合素材でできた生地の場合、使用後はリサイクルが難しくゴミになるため、できるだけ単素材で作られた生地を使います。
2. 拡大生産者責任
製造業は、製品の原料調達から、ユーザーが捨てるまでの全ての工程に責任があるという考えで、既に多くの海外メーカーはこの原則に従ってサプライチェーンの改革に臨んでいます。プラスチック包装しないこと、製造工程の環境性のチェックなどもその一環です。
これから取り組む製品回収、裁断ゴミの再利用なども、この原則の傘の下にあります。
3.捨てないアパレル
製造時の裁断ゴミ、使わなかった生地、テスト用生地、製品そのもの。これらを捨てず、燃やさず、埋めず、なんらかの形で再度利用する。原料化する。アップサイクルする。このためには、使用素材や製品カテゴリーをハンドリングできる範囲にとどめます。
ロゴの上空を飛ぶ「こあほうどり」
こあほうどりは色とりどりのエサを好んでとる習性があり、犠牲となるのは親どりのみならずひなも消化できないプラスチックばかりが胃の中で増え悲しい結末を迎えます。
現行のSTATICの製品はまだ完璧とはいえません。
細かいパーツまで含めるとエコではないものもあります。 まだ私たちの取り組みは始まったばかり。課題を解決するため、情報を開示し皆さんの協力を仰ぎながら進んでいきたいと考えています。