SAMAYA
RADICAL3
最大3名の使用を想定した1 kgを切るミニマリストテント
Radical 3は、高所の厳しい環境下での使用を想定した、ミニマリスト向けのシングルウォールテントです。メッシュポケットなどの便利な機能は廃し、本体とポール、ペグという極々シンプルな自立式で985gを実現しています。
仲間とのハードな山行用として2-3人で使用することを想定していますが夏山縦走など無雪期登山での2名用テントとしても、その軽量性は非常に魅力的です。
また、そのパッキングのコンパクトさも魅力です。軽量コンパクトさに、設置の容易さ、シンプルな構造は、悪天時含めストレスレスです。また、かじかんだ手で細かいセッティングをすることなく、スピーディに立て、荷物を放り込みながら、ペグダウンしていく事が出来ますので、冬季含め風のある際も非常に助かります。
3名での使用は、最大収容人数です。きつめですが、プッシュしたアルパインクライミングなどの山行では有効です。テント重量を頭数で割ると、一人当たり330gというのは、荷物が多く重い山行では、魅力でしかありません。
2名での使用は、広さに余裕があり、この重量のテントで2名使用という、有難さを感じます。
ただ、あくまで機能を削いだテントです。本体生地2レイヤーの内側にはトリコットがありませんので、結露は床に垂れやすくなっています。その点を加味しても軽量コンパクト性をとるという選択も大いにありと思いますが、不便さとバーターですので、ご理解いただければと思います。
素材使いなど。超軽量でコンパクト、よりハードな使用に耐えうるテントを実現するためにウォールもボトムも軽量で摩耗強度の高いDyneema素材を採用しました。
ウォールには軽量かつ高い通気性40,000と耐水圧20,000mmを両立したダイニーマコンポジットファブリックとePTFEメンブレンをラミネートした素材を採用。フロアには耐摩耗と引っ張り強度の高いダイイニーマコンポジットファブリックを使用。こちらも耐水圧20,000mm。
メインファブリックだけでなく、ポールはアルミではなくカーボンポールを採用し付属のダイニーマガイラインもチタンリングを介して流動分散させる等、妥協のない作り込みになっています。
※小窓(ベンチレーション)やメッシュポケット、メッシュドア等、一般的なテントの便利な機能を省いた超軽量化モデルになります。一般登山では使いにくい場合がありますのでご注意ください。天井の荷物置きは設置してあります。
WALL
Dyneema®コンポジットファブリックとePTFEメンブレンの2層ラミネートファブリックが使用されています。このSAMAYA®独自のノウハウにより、防水性、透湿性、超軽量性を両立させることが可能になりました。
ePTFE素材をラミネートすることにより40,000g/m²/24hの透湿性と20,000mmの耐水圧を実現しています。また、Dyneema®自体の吸水・保水率が非常に低いことも特徴です。
DYNEEMA® FLOOR
通常のポリエチレンより極端に分子量を増した超高分子量ポリエチレン(UHMWPE)とMylar®を貼り合わせた構造。UHMWPEは、非常に軽量でありながら突出した耐衝撃性を実現し、耐摩耗性にも優れる。Mylar®を貼り合わせることで、高い摩耗性と防水性を合わせ持つ組み合わせとなる。