STATIC
ADRIFT Ti SLEEPING BAG
チタンスパッタリングナイロンとOcta®CPCP®を組み合わせた軽量スリーピングバッグが登場
STATICの製品の中でも中でもその機能性、使い勝手の良さからたくさんのユーザー様にご愛用頂いているAdrift Liner。Octa1枚の仕様のため通気性が高く、シュラフカバーと併用が基本でした。
天候が安定していたり気温が高いとシュラフカバーまで要らないシーンも多く、Octaの柔らかい肌触りはそのままで単体使用が出来るスリーピングバッグを、と開発を進めました。
定番Adrift Liner 230g + "70g"で得られるもの
採用したシェル生地は特殊技術の”チタンスパッタリング”という超薄膜のコーティング加工を施した超軽量10Dリサイクルナイロン生地。金属コーティング加工を裏面に施すことにより体温の熱を反射して高い保温効果を得ることができます。
Octa1枚地のAdrift Linerの本体重量で230g、Adrift Ti Sleeping Bagの本体重量294g、その差約70g。防水ではないまでも70gの重量増で得られる保温効果は高く、汎用性もUPしていると考えます。また、化学繊維ならではの水気に強く、家庭で気軽に洗濯できる点も見逃せません。
Adrift Liner同様フードレスモデルなのでフード付きインサレーションとの組み合わせてカリカリの軽量化山行や、冬季にダウンシュラフと組み合わせて簡易VBLライナーとして…等、使い手の想像力を掻き立てさせてくれるプロダクトに仕上がったのではないでしょうか。
※2024年はMOOSE店頭およびオンラインショップと弊社オンラインショップのみの販売となります。
分子レベルのチタンをナイロン生地に吹き付ける「スパッタリング」という高度な技術を用いており、生地本来の軽さや透湿性を失うことなくナイロン生地に超薄膜のチタンコーティングを施しています。
生地重量はそのままチタンコーティングにより体温の熱反射で、より効果的に高い保温力を発揮します。
※チタンの剥離について
素材の特性上、爪や時計などの突起物でこすれる、強い摩擦を繰り返すとチタンコーティングが剥離する恐れがあります。
チタンコーティングは直接肌に触れたり、汗など蒸れた環境下で擦れを繰り返すことにより剥離する可能性がありますが、本商品はOctaの起毛フリース層があることで直接肌に触れる箇所がほぼ無く、また荷重状態での摩擦が少ない道具のため、剥離のリスクは低減されます。
ただし素材特性上「全く剥離しない」ものではないためご注意ください。
Octa®CPCP®リサイクル素材の採用
Octa®生地は、ポリエステルウーリー繊維とポリエステル中空タコ足断面繊維の2種類の繊維で構成されています。
そのうち、ウーリー糸53.6%を リサイクルポリエステル(ECOPET®)に置き換え、環境負荷度を下げています。
46.4%が通常のポリエステル中空タコ足断面糸となります。
このリサイクル化によりバージンポリエステルのOcta®CPCP®と比較し、リサイクルポリエステルの同素材を採用することで生地製造時における23%CO2*排出量を削減。(※帝人フロンティア㈱算出。原料(ポリマー)~生地出荷までにおけるCO2排出)
Octa®CPCP®とは?
表のメッシュ素材に保温材になる異形断面中空ポリエステル起毛繊維を一体化させたメッシュフリース素材のOcta®CPCP®。その軽さと暖かさ、熱抜けの良さが特徴のポリエステル生地。 通常は裏地として使うがSTATICでは単体フリースとして採用しました。
素材特徴
- 軽量感: 同じ直径のポリエステル繊維に比べて、2分の1程度の軽量感を実現
- 吸汗速乾性: 同じ直径のポリエステル繊維に比べて、2分の1程度の軽量感を実現
- 遮熱性: 中空部と8本の突起による空間に含まれるデッドエアーが遮熱効果を実現
環境性
SUSTAINABILITY
※OEKO-TEX®認証
エコテックス®は、日本の安全基準をはるかに超える、350種以上の有害物質を対象とした世界最高水準の安全な製品の証明をはじめ、生産にたずさわる人や環境への負荷にも配慮したサステナブルな工場の認証など、繊維ビジネスにおける、世界に通ずる安全の証です。