STATIC
MT TO SEA CREW
新世代・生分解フリースのアップデイト
STATIC立ち上げ当初から取り組んでいる生分解性フリース。
世の中のマイクロプラスチック問題への解決策としての選択肢は、ブランド立ち上げ当初から今も変わりません。以下の2つです。
①土中・海水生分解性を持つ植物由来の化学繊維フリース
②マイクロプラスチックを出しにくい構造のポリエステルフリース
①は、2020年頃には海外生地メーカーがサプライするのみで、STATICでも「Mt to Sea」として採用しています。生分解性以外の特徴としては、ポリエステルフリースでは得られない滑らかな肌触りとストレッチ性になります。
そして2023年秋冬に、STATICオリジナルの生分解性フリースを開発しました。
フリース生地を新たな植物由来繊維に置き換えながら、繊維商社と生地工場と共同開発して国産化。
繊維はアセテートといい、間伐材由来の木材パルプが原料です。アセテートは、その滑らかな肌触りやドレープ性からメゾンなどアパレルブランドには多く採用されていますが、フリースとしては恐らく初開発となると思います。
初代MT TO SEAと同様「土中」「海水」での生分解性を持ちますが、ストレッチ性を出すポリウレタンを採用せずに自然な編み地のストレッチだけにしています。
また、ロフトを出すモコモコした構造にし、暖かみのあるルックスに仕上げています。
生地の下地には、リサイクルポリエステルであるECOBLUE®(蝶理株式会社)を採用し、それにアセテート糸を絡めながら編み立てています。
デザインは、よりカジュアルを意識したライトハイキングモデル。
ポリエステル特有の軽さや暖かみより、エコ性/生分解性を重要視し手触りなどの違いを楽しめます。肩などには、メランジ風のリサイクルポリエステルで補強し、使い勝手も向上しています